耳鼻咽喉科・アレルギー科・気管食道科 医療法人社団くまいクリニック
鼻の手術 その1
鼻は、肺に入る空気の通り道のひとつで、乾いた空気に湿り気を与える役割があります。また、臭いを感知する器官でもあり、動物にとっては身を守り、獲物を取るための重要なものです。最近では、空気中に混入して外界から侵入する異物に対する免疫防御機構もいわれています。鼻のアレルギーはその最たるものです。これらの機能を正常に保つことを目的として、手術療法が行われます。鼻をふさぐ原因になる鼻茸(はなたけ;鼻ポリープ)というのを御存知ですか?炎症やアレルギー反応によって、副鼻腔(上顎洞、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞など)などの粘膜が腫れて鼻の中に飛び出してきたもので、竹の子ように取っても取っても出てくるため、鼻茸と言われています。


大きくなると鼻つまり(鼻閉)を起こし、臭いのもと(嗅素)が通れないためにニオイも感じなくなります。いつも口をポカンと開けているため、口腔、咽頭が乾き咽頭炎もおこしやすくなります。治療は、手術的に切除することが昔から行われてきました。副鼻腔炎による鼻茸は、副鼻腔の粘膜を可能なかぎり取ってしまう副鼻腔根本術(口の中から上顎の骨を削る手術)と鼻の中からの手術を併用すればかなりよくなります。アレルギー性鼻茸ではほんの少しの粘膜が残っていてもすぐに腫脹がおこり、元にもどってしまうので、手術とアレルギーに対する治療が必要です。再び鼻茸が成長することもあり、何回かの手術が必要となることがあります。小さな鼻茸は外来で切除することもできますが、術後の出血が起こることもあり、短期間の入院が必要のこともあります。昔、鼻茸の手術をしたのに、すぐまた鼻がつまってしまい、あきらめてしまっている人は意外と多いようです。今は、内視鏡で鼻の中を観察しながら手術ができますし、鼻茸を吸い込んで安全に切除する新しい器械を使った手術ができますので、安全で適切な手術が可能となって来ました。また、麻酔方法も進歩していますので、痛みのない手術ができます。内視鏡を使えば、鼻からの手術(鼻内手術)で鼻茸と副鼻腔への手術が同時に可能で、鼻アレルギーには鼻内手術とCO2レーザーの手術を組み合わせることができます。鼻茸で悩んでいる方、もうあきらめている方は、すっきりするために是非私共に御相談下さい。
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